自由討議の合間に...

さて、ジョン・ロックの所論を続けて見て行きたいところですが、例によってより道をいたいします。 id:nomurayamansuke (以下:萬氏)とid:Barl-Karth (以下:Barl氏)の間で自然“権”(傍目で見る私には両人の議論は自然“法”をめぐってではなく自然“権”につい…

続きと小休止

一段落に時間をかけ過ぎた気もしますが、第一段落は以下のようになります。続く議論で明らかにされますが、ロックは自然法を自然の光により認識可能な神の意志であると解しています。この理解の枠組みは後の『市民政府論(統治論)』においても原則として変…

メモ

The Philosophy of John Locke: New Perspectives (Routledge Studies in Seventeenth-Century Philosophy)作者: Peter R. Anstey出版社/メーカー: Routledge発売日: 2006/06/04メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

目次(暫定)、メモ

自然法認識における神論の必要性について 〜John Locke's Natural Law に沿って〜 註解部 Q1:道徳律、あるいは自然法はわれわれに与えられているか。 A1:与えられている。 Q2:自然法は自然の光によって知ることができるか。 A2:知ることができる。 Q3:…

へ理屈派の弁明

自然法認識における神論の必要性について 〜John Locke's Natural Law に沿って〜 小論 1-1 神論の概要(造物主及び被造物としての人間の位置づけ) 1-2 恩寵としての啓示及び自然理性(諸々の認識の基礎) 1-3 道徳律ないし自然法の認識 はじめに 以下にお…

Fergus kerr 『Twentieth-Century Catholic Theologians』

Twentieth-Century Catholic Theologians作者: Fergus Kerr出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2006/12/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る Reason under Oath The essential thing, for Catholic t…

Neo-Thomism/Neo-Scholasticism

新トマス主義、ないし新スコラ主義と呼ばれる思想、ないし哲学・神学の検討が必要である。ただこのことが単純に当初の思考方式をそのままの形で繰り返すことを目的としてではない。 考察は以下の点、段階を経る必要がある。 新トマス主義、新スコラ主義と呼…

座談会 現代の社会における大衆 『世紀』10月号、昭和24年

現代の社会における大衆 田中耕太郎(以下略記:田中) 丸山真男(以下略記:丸山) 猪木正道(以下略記:猪木) 一 現代社会の構造 二 戦争と革命 三 政治権力と経済権力 四 経済の民主化 五 二つの暴力 六 釘の一本ぬけたヒューマニズム 七 大衆の救済 八 …

メモ

新しい回勅「Caritas in Veritate」発表(6/29)される。訳すと「LoveCharity*1 in truth」でしょうか。『真理における愛』ぐらいの訳になるんじゃなかろうか。前々から案内はあったのですが、このたびようやく発表されることになった新しい回勅、内容はいわ…

the Cambridge Companion to Postmodern Theology

The Cambridge Companion to Postmodern Theology (Cambridge Companions to Religion)作者: Kevin J. Vanhoozer出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2003/07/31メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 一部:ポストモダ…

田舎司祭と・・・

S神父と4時間近く色々と話してきた。

メモ

読まないとな〜。美徳なき時代作者: アラスデアマッキンタイア,Alasdair MacIntyre,篠崎栄出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1993/08/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (28件) を見る

メモ

吉満義彦関係 論文 猿渡重達*1 <<未読>> 高橋章*2 <<既読>> 寺尾寿芳*3 <<未読>> 大平剛*4 <<既読>> 半澤孝麿*5 <<既読>> 橋本淳*6 <<未読>> 氏家法雄*7 <<未読>> 鶴岡賀雄*8 <<既読>> あまり関係ないのもあるが、未読のも…

近頃気になる事柄

カトリック関係の事柄で最近気になることについて。 裁判員制度について(http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/cbcj/090618.htm) カトリック学校教員養成のための塾について(http://www.cwjpn.com/cwjpn/article/index.htm) 司祭年について(http://www.…

幟町教会

先週の日曜は初めて幟町教会でミサにあずかる。目的は教会付属のパウロ書店をのぞくためだったのですが・・・『カトリック生活』おいてない。購読の申し込みをした方が毎月書店で受け取る形式らしい。少し残念。あと『カトリック神学への招き』も置いてなか…

メモCatholic Social Teaching: An Historical Perspective (Marquette Studies in Theology)作者: Roger Aubert,David A. Boileau出版社/メーカー: Marquette Univ Pr発売日: 2003/11/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るJesuit H…

メモHandbook of Research on Catholic Education (The Greenwood Educators' Reference Collection)作者: Thomas C. Hunt,Ellis A. Joseph,Ronald James Nuzzi出版社/メーカー: Greenwood Pub Group発売日: 2001/09/30メディア: ハードカバーこの商品を含む…

後で買う。星野英一『人間・社会・法』 (長崎純心レクチャーズ11)創文社

興味関心・・・

神学に興味を持ってもらうため、ないし神学について瑣末でもかまわないから情報提供を行えたらというつもりでブログを書いている/いたのですが、あらためて考えるに、私が神学に興味を持った道筋って一般のそれと大きく異なっている気がしてならない。 普通…

どうでもよいけど、自分の書いてるものの語尾が「思う」になってて笑える。相当凹んでるらしい。これぐらい謙虚なほうがよいのだろう。

メモInteraction of Law and Religion作者: Harold J. Berman出版社/メーカー: SCM-Canterbury Press Ltd発売日: 1974/07/23メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る読んでる。 Contents Introduction 1 religious dimension…

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心配されそうなので、生存報告。

Happy Easter!

遅くなりましたが、御復活おめでとうございます。

近況

とりあえず、瀬戸内の魚うまー。東京で減らした体重2kはすぐ戻りそうwあと、ドジなことに携帯を荷物に紛れ込ませたためか見つからない(正確に言うと荷物をひっくり返すのいやだ。携帯見たくない)なので連絡がある方は以前記したwebメールにどうぞ。

手前味噌

とりあえず雛形、議論用のフォーマットを書いてみた。突っ込みどころ満載な気もするけれど、これでやってみながら変更すべき点があれば変更していく。というか第四項のdとか自分で書いといて自分で突っ込みたくなる。信仰で一致しないものが道徳において一致…

準備

1.導入 > 議論を必要とする性格のものであるか 説明を必要とする性格のものであるか 2.区分 > 『対象』『前提』『方法』『想定読者』『書き手の意図』の明示、論点の整理と共有 3.本論 > 教会が論点に対して取る立場 論点について論じる適切な『回勅』*1は何…

ごたごた

以前のwebメール、携帯がしばらく使えそうにないので、連絡のある方は下記のアドレスで連絡してください。 konami.CanDy*gmail.com(*→@)

ため息しか

出しようが無い。四旬節だからと言うわけでもないけれど、ただただ痛晦するばかり。

メモ

岩下壮一 田中耕太郎 内村鑑三 天野貞祐 南原繁 矢内原忠雄