メモ

新しい回勅「Caritas in Veritate」発表(6/29)される。訳すと「LoveCharity*1 in truth」でしょうか。『真理における愛』ぐらいの訳になるんじゃなかろうか。前々から案内はあったのですが、このたびようやく発表されることになった新しい回勅、内容はいわゆる社会教説。
full textsはバチカンのサイトで読めます。(英訳:http://www.vatican.va/holy_father/benedict_xvi/encyclicals/documents/hf_ben-xvi_enc_20090629_caritas-in-veritate_en.html)
最近になって“ようやく”翻訳された『教会の社会教説綱要』(英文:http://www.vatican.va/roman_curia/pontifical_councils/justpeace/documents/rc_pc_justpeace_doc_20060526_compendio-dott-soc_en.html)
と合わせて読まれるとよろしいのではないでしょうか。

 英語圏のブログやらを見た感じでは発表それ自体を紹介する記事がほとんどと、出版やら広報の記事で回勅の概要を載せてるところが数件。カトリック中央協議会のページではまだ紹介されてない。

 菊池司教(新潟)のブログに紹介の記事あり(http://bishopkikuchi.cocolog-nifty.com/diary/2009/07/caritas-in-veri.html
REFERENCE
教会の社会教説について
日本語で参考になりそうな書籍としては以下のものがあります。

まず社会教説自体の原文ですが、一部はDS(デンチィンガー資料集)にも収録されていますが、『教会の社会教書』(asin:4805620439)に「レールム・ノヴァルム」「クアドラジェジモ・アンノ」「オクトジェジマ・アドヴェニエンス」が収録されています。
解説書としては以下の書籍が出版されています。

カトリック教会の社会教説―教導職諸文書の解説

カトリック教会の社会教説―教導職諸文書の解説

絶版?
M・シュルタイス他共著(イエズス会司牧センター訳)『カトリック社会教説 歴代教皇の教えに見る』(ドン・ボスコ社、1989年)

*1:Caritas:英訳ではCharityとなってるようですので訂正しました