古いのか新しいのか

なんというか、萬さんの言うように、当初私が思っていたのと大学、というよりも神学が少し違ったものだったのも不満を抱いている原因の一つといえばそうかもしれない。
大学入ってすぐのオリエンテーションキャンプのバスの中で隣に座った先生とおしゃべりしていて、スコラ哲学勉強したいと言ったら、それはすごく良いことだし、面白いと思うけどスコラと言う語を嫌う人がいるから、中世期の教会哲学を勉強したいと言ったほうが良いと忠告してくださった。その時は良くわかんなかったけど今なら忠告の意図が良くわかる。
第二バチカン公会議の方針もあるのだろうけど、日本の神学者って基本トマスやスコラ学があんま好きじゃないみたいね。でも嫌いは嫌いでもデカルトの嫌い方とはすごく違った意味合いで嫌ってるようだけど。
正直うちの学科の哲学の講義は哲学の講義としては微妙すぎる。バスの中で忠告と一緒に哲科の輪読にまぜってもらってきなさいとアドバイスされたけど、どうしたものか…。
あ、ぁとうちの大学と学部の名誉のために言っておかないといけないのだけど、みんな勉強熱心ではあります。課題の取り組みだけは真面目だと思う。うん、言えばやるけど、言われないとやらないという傾向を除いては、コンサバで行儀正しい学生が多いと思います。そつなく何事もこなす学生が多いんじゃないのかなとも思う。でも、何かこだわったりとかそういう熱心さとか狂気に近いものを持つ学生は少ないと思う。
勉強会の顧問の教員が飲み会で、うちの学生は積極性に欠ける輩が多いのが問題だとは言ってたけど、まぁ、その、そうだとは思う。