2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ

天使とボナヴェントゥラ―ヨーロッパ13世紀の思想劇作者: 坂口ふみ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見る書店でパラパラと読んでみた。なかなか面白そう。トマス・アクィ…

ジャン=ピエール・トレル 『カトリック神学入門』

手短に書いておく。上に書いてある通り、入試前に買って読んだ。さすがに何も知らないのはまずいだろうと思って書店で目に付いたのでパラパラとめくって購入した。なお、神学の入門書としては以下の書籍がある。(カトリックに関して) カトリック神学への招…

最初が肝心

カトリック神学入門 (文庫クセジュ)作者: ジャン=ピエールトレル,Jean‐Pierre Torrell,渡辺義愛出版社/メーカー: 白水社発売日: 1998/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 31回この商品を含むブログ (9件) を見る トマス哲学入門 (文庫クセジュ)作者: フェ…

加藤周一

羊の歌―わが回想 (岩波新書 青版 689)作者: 加藤周一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1968/08/20メディア: 新書購入: 9人 クリック: 35回この商品を含むブログ (43件) を見る 読んだ。現代思想の特集も買おうかと思ったのだけど、興味のある記事が無かった…

教育者の自戒

自分がやられていやだったことは他人にするな、は鉄則であるとは思うのだけど(黄金律とはほど遠いけれど) ものを教えたがるないし、教えるとき『〜を教える』という態度をとりがちであるけど本来は『〜で教える』が正しい方法であると思う。ただこの方法に…

思想学の現在と未来

思想学の現在と未来 (現代世界―その思想と歴史)作者: 田中浩出版社/メーカー: 未来社発売日: 2009/01/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る 未来社のPR誌『未来』連載のエッセイをまとめたもの。田中浩、浜林正夫、…

沢田和夫、日本カトリックの神学業績―バチカン公会議開催中に見る―、日本の神学、1963

第二バチカン公会議第一会議終了後、第二会期開催前に書かれた。 さる一九六二年十月十一日第二バチカン会議が開催され、日本からは東京大司教土井辰雄枢機卿はじめ、各教区の司教十四名が参加し、十二月八日をもって第一会期を終えた。司教団神学顧問にパウ…

社会問題について

貧困に関して 他人からはそう見えないでしょうが社会派のつもりです。でも、自由主義神学なる傾向は死ぬほど嫌い。これも一昨年の暮れに渋谷でやっていた野宿者の炊き出しの手伝い(ただ大した手伝いができたとは思わない)に行ってきた。 何をしたかという…

プロテスタントについて

一昨年の暮れ、ようするに私が大学一年生だったころに、中国のキリスト教についての講演会がありそれに出席した。 原典現代中国キリスト教資料集―プロテスタント教会と中国政府の重要文献1950ー2作者: 富坂キリスト教センター出版社/メーカー: 新教出版社発…

第一題 第二段落から

ロックは、自然法の存在の議論に入る前に、それ(つまり道徳律あるいは自然法)がどのように呼ばれているかしめす必要があるとして以下の例をあげる。 まず第一に、古代の哲学者(ストア派)が考えたように、『道徳的な善または美徳にひとしいもの p139』で…

自由討議の合間に...

さて、ジョン・ロックの所論を続けて見て行きたいところですが、例によってより道をいたいします。 id:nomurayamansuke (以下:萬氏)とid:Barl-Karth (以下:Barl氏)の間で自然“権”(傍目で見る私には両人の議論は自然“法”をめぐってではなく自然“権”につい…

続きと小休止

一段落に時間をかけ過ぎた気もしますが、第一段落は以下のようになります。続く議論で明らかにされますが、ロックは自然法を自然の光により認識可能な神の意志であると解しています。この理解の枠組みは後の『市民政府論(統治論)』においても原則として変…

メモ

The Philosophy of John Locke: New Perspectives (Routledge Studies in Seventeenth-Century Philosophy)作者: Peter R. Anstey出版社/メーカー: Routledge発売日: 2006/06/04メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

目次(暫定)、メモ

自然法認識における神論の必要性について 〜John Locke's Natural Law に沿って〜 註解部 Q1:道徳律、あるいは自然法はわれわれに与えられているか。 A1:与えられている。 Q2:自然法は自然の光によって知ることができるか。 A2:知ることができる。 Q3:…

へ理屈派の弁明

自然法認識における神論の必要性について 〜John Locke's Natural Law に沿って〜 小論 1-1 神論の概要(造物主及び被造物としての人間の位置づけ) 1-2 恩寵としての啓示及び自然理性(諸々の認識の基礎) 1-3 道徳律ないし自然法の認識 はじめに 以下にお…

Fergus kerr 『Twentieth-Century Catholic Theologians』

Twentieth-Century Catholic Theologians作者: Fergus Kerr出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2006/12/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る Reason under Oath The essential thing, for Catholic t…

Neo-Thomism/Neo-Scholasticism

新トマス主義、ないし新スコラ主義と呼ばれる思想、ないし哲学・神学の検討が必要である。ただこのことが単純に当初の思考方式をそのままの形で繰り返すことを目的としてではない。 考察は以下の点、段階を経る必要がある。 新トマス主義、新スコラ主義と呼…

座談会 現代の社会における大衆 『世紀』10月号、昭和24年

現代の社会における大衆 田中耕太郎(以下略記:田中) 丸山真男(以下略記:丸山) 猪木正道(以下略記:猪木) 一 現代社会の構造 二 戦争と革命 三 政治権力と経済権力 四 経済の民主化 五 二つの暴力 六 釘の一本ぬけたヒューマニズム 七 大衆の救済 八 …

メモ

新しい回勅「Caritas in Veritate」発表(6/29)される。訳すと「LoveCharity*1 in truth」でしょうか。『真理における愛』ぐらいの訳になるんじゃなかろうか。前々から案内はあったのですが、このたびようやく発表されることになった新しい回勅、内容はいわ…

the Cambridge Companion to Postmodern Theology

The Cambridge Companion to Postmodern Theology (Cambridge Companions to Religion)作者: Kevin J. Vanhoozer出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2003/07/31メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 一部:ポストモダ…

田舎司祭と・・・

S神父と4時間近く色々と話してきた。