最近読んだないしは読んでる本

昨日のエントリが荒れすぎで意味不明なのでメモ

 『遠藤周作 挑発する作家』 メモ:いまいち物足りないが、遠藤研究の今を知るには十分だと思う。
 『遠藤周作 その人生と『沈黙』の真実』 メモ:いまいち物足りない。
 『作家の日記』遠藤周作 メモ:とりあえずサルトルの『実存主義』『文学とは何か』を近所の古本屋に残ってるようなら購入する。
 『信仰と理性』ヨハネパウロ二世回勅
 『偶然性の問題・文芸論』九鬼周造  メモ:わけがわからん。美学は哲学の中でもセンスのしめる割合が高い気がする。
 
 遠藤周作の作品批評で必要と思われる視座を二点メモしておく。一つが初期の吉満含めのカトリシズムの影響と相克を作品のなかに見ること。もう一つは受容者理論とでも言えばいいのかはよく分からないけど、遠藤作品が日本の教会外の読者にまた教会の読者にどのように読まれたか。また海外の読者がどのように読んだのか・・・いちよう手元に図書館から借りた『「遠藤周作」とShusaku Endo』というアメリカの遠藤文学研究会が出した本がある。他にも韓国であったりヨーロッパの諸国でどのように受け取られたのか比較してみるのはなかなか面白いと思う。
 踏み石は踏まれて捨石となり、捨石は神によって隅の親石とされる。遠藤と言う踏み石は本人が思っていたよりも大きなものだったわけだけど誰かが踏んで前に進まないことにはどうにもならない。