上の続き

四章の「クレオールの先駆者たち」まで読む。理解はできるけど納得できない。なぜかと言うと、南米におけるイエズス会の活動やスペインの宮廷で戦わされたインディオについての神学論争(彼等は人であるか否か)であるとか、半島(イベリア)を中心とした近世スコラに後の市民革命の母体となりうる国民主権の概念が内包されているのをうすうすだけど気づいてるからだとか、あと北米のピューリタンの活動であるとか、アンダーソンの見方も理解はできるが納得できない点がある。あと北米の独立に関して言えばクレオールでもなんでもないアダムスミスもアメリカ独立に好意的な見解を抱いていたと思うのだけどその点どう判断していいのか困らない?