趣味は学問なり

id:konatyanから引越ししての初TBをid:nomurayamansukeさんからもらう。うーん、漱石のころから学者って高等遊民だし趣味人じゃないの?だから馬鹿にしてかまわないと思う。萬さんのいた法学部と私の間近で見てる人文学の違いもあると思う。ほんと好きだから院に行きますってアホの子しかいないの周りには、何らかの意義や意味を自分の研究領域に持ってるような人、私は今のところ見たことない。で、大学で教えはじめると社会に距離をとった批判なり、批評というスタンスしか取れないし、それを世間一般に伝えることのできる人は幸運かもしれない。。。というか、それがしたかったのもあって漱石って新聞社に入ったのかもと最近思う。やっぱしつまらないし、馬鹿しかいないよ大学には、役立たずばっかり。
私はただ単純に好きだとだけは言えない。萬さんの言うように公務員試験の勉強もやらないといけない。
でも萬さんのいうように学問はとっても楽しい。正確にいうと何らかの事柄を学んでいくのはすごくスリリングだし、個人的には恋愛より面白いと思う。う、ちょっと違うか、好きになるのも相手のこともっと知りたいからっていうのが理由な私にとっては恋愛も学問も一緒なのかもしれないけど。
でも、ともかく好きなだけじゃ十分でもないし、いけないとも思う。好きになった人に水をさすようなことだけはすまいと思ってる。これも恋愛と一緒、その代わり入れ込んでぼろぼろになったってそんなの知らない。自分で始末しなさいよとも思う。
院生が貧乏だ、職に就けないだなんだというのに世間一般が向ける視線の厳しさや醒め方って・・・恋愛でぼろくそにされた挙句、第三者に救済を求めてわめく人に向けられる、かわいそうだし同情するけれども溺れていたのはあなたでしょ的な嫉妬に似た感情と同じじゃないかな?
まぁ、要するに私の黒いものは嫉妬でしかないんだなとあらためて思った。
私にとっては講義は好きでもない方から恋文を耳元で延々聞かされ、自分の好きな人の逢引を邪魔されるようなものにしか映ってない。春学期に一年次担当の教員に説教受けたけど、講義を受けるほうが自分で本を読むよりはかどるではないかとか、やっぱし失笑ものでしかない。簡単に言い寄ってくる人間にお熱になるなんて正直考えられない。