文化の秋に寄せて 筑波批評社の健闘を祈って

 さて、例によって体調グダグダに悪く。土壇場で心身の弱さを晒してしまっていますが、風邪でありません。私はお馬鹿なので鳥インフルエンザだろうと罹ることはないと思います。でも多くの人に心配をかけてしまったようでほんとに反省です。さて、私がベッドとお手洗いの間を冷や汗をかきながら往復してる間に無事学祭も終了しました。次は12月の頭に創立記念祭があります。その準備を本格的にしていかねばなりません。ぶっちゃけ、その点はあんまプレッシャーとか焦りとかは感じてないんだけど、まぁうまくいくから。今回は私のところのシンポ、公開討論を宣伝したいのではなくて今週の日曜、11月9日にある文学フリマと言うイベントの紹介がしたいのです。
 で、文学フリマって何?なのは私もそうなのでとりあえずよくなんだか分からずに会場に行ってみるのですが、文藝誌や評論誌など同人誌と呼ばれているものの即売会と言ったところです。まぁ、それだけならどうってことはありませんが、今回はそれとあわせてゼロアカ道場なる企画がその会場で行われます。私の目的はその会場で筑波批評社id:tsukubahihyou)の販売する同人誌をgetすることです。え、日曜のミサ?中央線で帰る途中にイグナチオに寄ればよろし。
 ゼロアカの説明に関してはブログの右端に乗っけてるバナーを作ってくれたid:inflorescenciaさんの記事(http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20081028)がまとまっているのでリングから興味があれば各参加団体のブログを廻ってみてください。

 さて、何故「筑波批評社」なる団体を応援するかなのですが、まずもって彼らが楽しそうに集まり意見を交わらせ同人誌をまとめているからです。なんと言うか傍から見てて非常に羨ましい。私も去年先輩と同級生と一緒に勉強会を団体申請して立ち上げたけど、現状全く活動できてない。継続できてるのはほんとすばらしいと思う。それに話題を共有して真剣に話せる相手はほんと大事です。そういう集まりからではないと何か新しいものが生まれるということはありませんから。そういった集まりを応援するのは微力であろうととても大事なことであると思います。
 少し筑波批評社からカメラを引いてゼロアカなる集団を大雑把に見たいのですが、ゼロアカなる集団(集団なのか?)の中心にいるのが東浩紀なる人物です。正直、神父と牧師の区別が怪しいのにフランスの現代思想とかでなんか述べてる人なので学者として私は評価してませんが、思想家としては面白い切り口で物を書く人だと評価してます。とりあえず、宮台とか浅田とかよりはよっぽど面白い。現在の日本の思想界ですが大きく分けて二つの時間幅を持っているように思われます。まず一つが1995年を基点としての言説、もう一つが2001年を基点としての言説。無論これら二つははっきりとそれぞれの論で切り分けられるものではないと思いますが大雑把に分けるとこの二つの点をどの論者も重要視しているのではないでしょうか。
 さて私は1986年生まれですので、1995年は物心つく前のことです。ですので、リアルタイムで影響を受けたとは言い難いでしょう、ですが2001年に関してはリアルタイムで影響を受けています。ですから、わたしが筑波批評社に限らずゼロアカや批評家たちに望むのは95年と01年の橋渡しをすることです。そして無論のこと01年以降に対して何かを述べうるなら述べることです。