スコラ学は不用なのか?

 改めて何故しっくりこないのか、不満を感じるのか落ちついて考えてみたのですが、感じる違和感は二つ。一点目はトマスに代表されるようなスコラ学の知見は中世哲学研究者のものであり現代の神学に何ら益することがないのか、否か。二点、どうであれスコラ学的な神学が以前は教授されてきたのだが、それが乗り越えられたとするならどのようにのり越えられたのか、批判的な継承がどのようにされたのか。以上の二点を知りたいのにその点をはっきりさせてくれないから不満だし、何より不安だということ。