結局のところ人間の問題

 さて、マリタンの<倫理>に関しての議論を引きながら、彼の根柢にあるトマス・アクィナスそしてアリストテレスの人間観に直面しました。その違いに対して違和感を表明したうえで、それに対しただ西洋の理性中心的な人間観と無碍に切り捨てるのではなくじっくりと検討していく必要があると私は考えるのですが、問題はこの人間観がまず持って正しいのか、正しくないのかと言うのも重要ですが、何ゆえ違和感を感じるかも重要な課題です。あらためてなのですが、アリストテレスに始まる西洋の人間観に対して違和感や疑問を感じない方がいらしたらコメントでもなんでもよいのでお知らせください。