Think

同人と文化について

こうしてブログを書いたりしてきてるのだけど、元々は浪人一年目の勉強記録として始めたのが元でした。それからかれこれ引越しをして4年目になるのかな。筆まめといえば筆まめ。それ以前に何か物を書かなかったのかといえば実は書いててパソコンを買ったのが…

「Meditationes de Catholica Philosophia」『普遍/カトリック哲学についての省察/黙想』 これじゃあんまりに堅いな。もう少しやんわりとした表現にするべきか?単純に「Meditationes」『省察/黙想』にするのがおさまりがよい気がする。

頭の動かし方

洗濯と乾燥が終わらん。それはどうでもよくて、ついでに言うと洗濯や掃除よりどうでもよいのが大学の講義なんだけど。なぜか洗濯や掃除や食事は生活に必須だけど講義は必須ではないから。ついでに言うと掃除や洗濯は代替が利かないけど、講義は代替が利くか…

現状の把握について

中世、近世日本に訪れたイエズス会士達は日本の文物、習俗、文化、政治諸々を書簡によって詳細に報告しているが、現在のイエズス会がその役割、つまり現代の日本に対しての適切な観察、報告ができているのか?恐らく現在最も必要とされ、まず行われなければ…

文藝批評について 昨日の続き

先日、遠藤周作の読み直しについて記したのだが、いくらか気に障ることがあったので文藝批評について若干書いておこうと思う。まずもって私が手にしたことのある文学批評に関しての書籍はどれも非専門的であるとの批判を受けかねないしろものである。学生と…

聖と俗に関して

id:antonianさんが紹介されている『チェーザレ』私も既に刊行されている5巻まで手にしているのですが、作中での時代考察に関しては私は致し方がないのではないかと思う。多めに見るとかそう言うのではなく学術論文でも酷いのがごろごろしてるのにいちいちフ…

中等教育課程における哲学カリキュラムの作成に関して

上記のように罵声をあびせても仕方がないので、地道に小さなことからやっていくほかない。私は上智含め日本の高等教育の課程には一切期待もしていなければ、ここで奉職したいとか全く考えられないので、大学が、上智を含め全部潰れようが正直な話どうでもよ…

メモ

私の思い出話はあとにするとして、時間が色々とない。『大学憲章(1990年)』を中心にカトリック教育に掲載されていた関係資料読了。あと9月の『現代思想(高等教育特集)』も読み終わった。

物語と批評  リアリティとフィクション

元々科学や法律などに興味があり、小説などまともに読まず、読むならノンフィクションかエッセーなどであったわたしが熱心に読み続けた唯一の物語が『聖書』だった。その点、恵まれていると言えば恵まれているし、不幸と言えば不幸なのかもしれない。私は昔…

まとまりのない話 メモ

物語批評をする人向けのメモ 〜父なる神と父の区別〜 よく言われる物語としての父殺しはそのままイコール神殺しの物語にはならないんじゃないか?私が心得ている言語は今のところ英語しかないので含蓄のある具体例の提示が出来ないのが申し訳ないのだけど、…

コピペと人権侵害

四日ほどの帰省でしたが、高校生の弟君の読書感想文を結局手伝う羽目に。青空文庫にある本を読んで(本買うのすらめんどくさい)二千字少しを一時間ほどでバーッと書きました。別に書くのに私苦労はないのでなんとも思わないし、所謂学校の読書感想文とかクズ…

うえのエントリはちょっとお休みにして

なんかいまだにもめてるようなので、いい加減ウザイので介入する。 前提の共有 今年の5月の末からの問題を引きずってるのかと呆れれるのですが、id:hokusyuさんとid:HALTANさんを中心として議論が展開されているようです。当初(五月の段階)からhokusyuさ…

整理が必要

頭の中身の整理が必要だと最近感じる。

客観的であるか、主観的であるか…

なんというか自分はつまらぬことに、ほんとにつまらぬことにいちいち突っかかる人間だということ、自分のこの悪習にいい加減自身もうんざりしてくるのだけど、思弁をしないのは死ぬのも同じだというべきか、なんというか、犬のように同じ場所をぐるぐると廻…

セルフイメージとセルフポートレート

藝大生の自画像―四八〇〇点の卒業制作作者: 河邑厚徳出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 78回この商品を含むブログ (11件) を見る読み終わった。 本書を購入した目的は、他の人の書いたブログのエントリ…

英雄がいない時代は不幸だとは誰しもが言うが、わたしは英雄を求める時代こそ不幸であると思うと、誰かが言った

既に気分は夏休みです。夏休みと言ってもどうしようかという話なのですが、いろいろとやることがあって忙しいのに変わりはない。実家の広島に帰るか否かなのですが、正直帰ろうかどうか迷っている。中高とお世話になった恩師が広島を離れるそうなので彼に会…

勉強会始めました

昨年哲学の勉強会を先輩と一緒に立ち上げ、参加して非常に有意義なものだったのですが、先輩が卒論で忙しく今年は一度しか勉強会が開けずじまいで事実上自然消滅しそうです。それはそれでよいのですが、やはり複数人で一つのテキストを丁寧に読んで、意見を…

混同と困惑と異端について

度々利用するジュンク堂の新宿店では、人文書の棚の向かいにスピリチュアル関係の書籍が並んでいる。私はそれを見るたびにシュールだと思う。エイレナイオスの『異端反駁』の真向かいにスピリチュアルの書籍があるのだ。エイレナイオスは千年以上たっても自…

学問をするとはどういうことなのか

私は学期の初めと終わりにいつも機嫌が悪くなるのですが、その理由というのも単位が問題となるからです。私が閉口してしまうのは学問をすることが何時の間にやら単位を修得することにすり替わってしまっているからです。これは学生の側の責任というよりむし…

中等教育課程における人文学の可能性についての小考察

よりよく伝えるために書く方法

私は最近ますます強く感じるのですが、よく書くためにはどのようにすればよいのか?この問いばかりが頭の中を占めています。私は何か知識を欲したり、よりよくある本を理解することをあまり望みません。今理解していることをどのように表現すればよいか、そ…

途中

昨日のはまだ書きかけ。後で書きます。

迷える羊-ストレイーシープの問題

愛を追い求めなさい。霊的な賜物、特に預言するための賜物を熱心に求めなさい。*1 霊で祈り、理性でも祈ることにしましょう。霊で賛美し、理性でも賛美することにしましょう。*2 はじめに 数日前に参加した黙想会で心に止まった事柄を中心に思索をいくらかお…

二人のアウグスティヌス

川本氏への応答を優先すべきなのですが、むらっけと集中力のなさと言う悪い癖のため少し寄り道します。というか、最近寝つきが悪いのか突然目が覚めてしまう。あまりよろしくない。また、起きてコーヒーを飲んで本を読んでしまうので必然的に寝れなくなる。…

主人と犬

疑問を抱くというのはとても大事だと述べたけど、これは神学にとっても重要であるし、無論哲学や諸々の学問にとっても問うこと、問を立てることは一番大事にされること。極端な言い方であるけど、疑問のない人間に学問はできないし、不要ですらある。 問には…

歴史に再帰性はあるのか

革命の夜、いつもの朝 [DVD]出版社/メーカー: ブロードウェイ発売日: 2007/04/06メディア: DVD購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る少し前に買ったDVDを見直す。youtubeに短いのが転がってたのでそちらも紹介しておきます。

かわいそう騒動にみる人文系学部の問題点

福耳先生のエントリを起点として数日の間もめていた「かわいそう」な騒動で考えたことを少しエントリにする。まず、福耳先生のブログに対してされたTBはすべてに目を通したのだけど、TBなしの言及も当然あるのだろうけど認識の範囲外なのでこれはどうにもな…

「『生』政治」に関して手持ちの文献

アウシュヴィッツの残りのもの―アルシーヴと証人 人権の彼方に―政治哲学ノート 残りの時 パウロ講義 ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生 例外状態 涜神 アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (朝日選書) 死と愛――実存分析入門 厚生省…

寂しさのようなもの

お昼のミサ前に少し走り書き。 twitterで愚痴っていたのだけど、大学で学問上の指導を仰げる先生がいなくて少し寂しく思っている。法哲学では、この前個人的にヨンパルト神父を訪ねてお話を伺ったし、指導を今後仰ぎたいと思うけど。なんだろう、ようは哲学…

よく考えるために、そしてよく書くために

先日の続きをおこないたいと思います。まずタイトルで書いたように、このエントリは「よく考えること」と「よく書くこと」に関して書かれています。というより、今からそのことに関して書いていくつもりでいます。 それではまず初めに昨日の続きからおこない…